
2016年 4月10(日)「表参道ヒルズ本館B3F スペース オー」にて、【第1回 健康卓球 お披露目会】を開催しました。
【健康卓球】の楽しみ方、ポイントを伝えることを目的に開催した今回のイベント。50代〜70代の方、小学生のお子様を中心に、約230名の方にご参加きました。
会場の様子

今回の会場となった表参道ヒルズ本館(B3F スペース オー で開催)
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来場のお礼に、ポカリスエットとソイジョイクリスピー(提供:大塚製薬(株))をプレゼント。

9台の卓球台が設置された会場。
主催者・参加ゲスト
■主催者(一般社団法人卓球で日本を元気にする会)
代表:兒玉圭司(株式会社スヴェンソン代表取締役会長/日本学生卓球連盟会長/元日本代表監)
理事:コシノジュンコ(ファッションデザイナー)
理事:岡山慶子(朝日エルグループ会長)
■参加ゲスト
三遊亭小遊三:らくご卓球クラブヘッドコーチ
小松泰喜:日本大学スポーツ科学部教授
佐藤 務:稲毛病院 整形外科・健康支援科部長
浜本由惟:世界卓球マレーシア大会日本代表、JOCエリートアカデミー所属
平野美宇:2016年全日本卓球選手権大会 準優勝、JOCエリートアカデミー所属
張本智和:卓球・世界ジュニア 史上最年少代表
宇田幸矢:JOCエリートアカデミー選手
岩渕幸洋:リオパラリンピック卓球代表
別所キミエ:リオパラリンピック卓球代表
立石アルファ裕一:リオパラリンピック卓球代表
パラ卓球ナショナルチームメンバー:6名
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三遊亭小遊三さん |
コシノジュンコさん |
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浜本由惟 選手/平野美宇 選手 |
張本智和 選手/宇田幸矢 選手 |
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前列 左から:七野一輝 選手/立石アルファ裕一 選手/別所キミヱ 選手/岩渕幸洋 選手/吉田信一 選手 |
パラ卓球ナショナルチームメンバー6名(後列:5選手と、前列最右:別所キミヱ選手) |
プログラム
13:00 オープニング
開会あいさつ
兒玉圭司((社)卓球で日本を元気にする会代表理事/(株)スヴェンソン代表取締役会長/日本学生卓球連盟会長 / 元日本代表監)
1950年代に、世界卓球選手権大会に日本代表選手として出場し、その後、10数年、日本のナショナルチームの監督して、トップアスリートの育成に力を注いできました。私自身も、卓球を通して体験したことが、事業経営の根幹を成していて感謝の気持ちでいっぱいです。
長年にわたり、骨の髄まで卓球に携わってきた関係もあり、ぜひ卓球を通して社会に貢献したいという強い思いが、「卓球で日本を元気にする会」の発足につながりました。卓球は、3歳から100歳まで、生涯を通して楽しめるスポーツです。この会を通して卓球の魅力を伝えながら、健康寿命の延伸に貢献していきたいと思います。

健康卓球について
岡山慶子(朝日エルグループ会長/(社)卓球で日本を元気にする会理事)
世界に先駆け超高齢社会を迎えた日本における大きな課題が健康寿命の延伸です。健康寿命の延伸には、食事、運動、生きがい・社会参加が不可欠と言われています。そのためには、適切なプログラムが必要となりますが、特に、運動の部分に関しては、高齢者が楽しんで続けられるプログラムがまだまだ不足しております。
一般社団法人 卓球で日本を元気にする会は、2015年8月に一般社団法人として設立しました。卓球は、多くの人が一度は経験のある馴染みのある運動であり、その人自身の体力や年齢、技術、目的に合わせて楽しむことができること、プレー中の事故や怪我が少ないという特徴があります。医療者、卓球選手、卓球好きな著名人、行政関係者や企業とも連携して、健康寿命の延伸に寄与する【健康卓球】の開発と普及に取り組んで参ります。体調に応じて、周りの人々との関わりを通してご自分なりの卓球との関わり方をして人生を有意義なものにしていただきたいと思います。

ロゴ・ロゴTシャツデザインについて
コシノジュンコ(ファッションデザイナー/(社)卓球で日本を元気にする会理事)
高校生の時に1年間卓球部に入っていただけですが、大人になっても卓球が大好きで卓球の応援団のひとりとして会の理事をお引き受けしました。形から入るのは大切。やるぞという気合が大切。デザインしたTシャツは太陽の黄色。一緒に卓球をしましょう。皆で卓球を楽しみましょう。
13:20
みんなで【健康卓球】を体験しよう!
整形外科医の佐藤務先生(稲毛病院 整形外科・健康支援科部長)と 理学療法士の小松泰喜先生(日本大学スポーツ科学部教授)と一緒に、【健康卓球】を楽しむ構え、動きのポイントを学びました。
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佐藤 務:稲毛病院 整形外科・ |
小松泰喜:日本大学スポーツ科学部教授 |
■健康卓球 を楽しむ2つのポイント
1)勝つことだけではなく、卓球を楽しく、長く続けられることを意識する!
2)卓球をするために必要な動き1つ1つを大切にする!
■健康卓球 の構えのポイント
1)前かがみの姿勢
前かがみの姿勢は農耕民族の姿勢で、体を外に開くテニスなどと比べて、日本人の骨格に合っている。ただ、ご高齢で腰が悪くなると、前傾姿勢が難しい人もいるので、その人は無理せず、自分の体のバランスが取れる姿勢で行うとよい。
2)膝を中にしめる
膝を中にしめる=日本人はO脚が多い、膝を内に締めることで、足の筋力をバランスよく鍛えることができる。最後まで自分の足で歩き続けるための筋力が、卓球の構えを通じて鍛えられる。
■健康卓球 の動きのポイント
1)卓球特有の動作である横の動き・反復運動について
横の動きは前後の動きに比べて転倒のリスクが少ない。反復運動は瞬発系の動きでふんばりが多い姿勢、筋肉への適度な負荷があり、足腰の筋力トレーニングとなる。
2)卓球の目線もポイント
卓球が他の運動と異なる点は「急速眼球運動」。ボールにあわせて、追いかけることで、前頭葉など脳の活性化につながる。急速眼球運動は、加齢に伴い衰えていく機能の1つなので、この部分を卓球を通じて活性化させていくことで、転倒予防にもつながる可能性がある。ボールがどこに飛んでくるかという予測、それにどう反応するかと考える(マルチタスク)は認知症予防にもなるのではないか。
3)球を拾う動作
「球を拾う動作」は、しゃがむ動作(トイレの動作と同じ)で日本人の日常生活の中の姿勢として馴染みがあり、日本人の筋力トレーニングとして適している。

ラケットの持ち方もていねいに解説。

片手をついて卓球

椅子に座って卓球。
【健康卓球】のポイントをおさえながら、各台ごとにラリーの練習。

インストラクターによる丁寧な指導が光ります。
13:50
卓球ショー① JOC強化選手による妙技の披露
世界卓球マレーシア大会 日本代表の浜本由惟選手と2016年全日本卓球選手権大会 準優勝の平野美宇選手による模擬演技を行いました。

現役トップ選手の華麗な技の数々に、会場からは大きな歓声が。


三遊亭小遊三師匠も妙技を披露!
14:00
卓球ショー② リオパラリンピック代表選手による妙技の披露
リオパラリンピック日本代表選手をお迎えして、“パラ卓球”のデモンストレーションを行いました。

奥左より:MC本山さん/立石イオタ良二さん(パラ卓球日本代表選手兼海外研修担当理事)/紗綾さん(パラ卓球応援サポーター)
手前左より:七野一輝選手/別所キミヱ選手/吉田信一選手/立石アルファ裕一 選手


平野美宇選手も車いすに乗って、“パラ卓球”を体験。
14:10
卓球ラリータイム!
ゲストが9台の台に散らばって、参加者と一緒にラリーをしました。

あこがれの選手と直接ラリーが出来、大感激の参加者達。



14:20
健康寿命延伸に大切な運動。その運動に欠かせない水分補給の大切さ
健康寿命の延伸には、適切な運動と睡眠、社会参加、そして食と水分補給が大切です。その水分補給のポイントをお話ししました。

大塚製薬 福田ともこさん
■水分補給とコンディショニング
知ってるようで知らない「水分補給」 について。「コンディショニング」という言葉を聞いたことありますか? コンディショニングは、スポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮するために実践する、“調整のすべて” です。
そのコンディショニングの3大要素は、「トレーニング」、「栄養補給」、「休養」で、どれも同じくらい大切。そして、その3要素と同じくらい大切な ものが「水分補給」。
■水分補給のポイント
なぜ、水分補給が大切なのか?人間のカラダの約2/3(約60%)が水からできている。そしてそのカラダの水には、イオン(電解質) というカラダの中で働きをする物質(ナトリウムや、カリウム、カルシウムなど)が含まれてる。カラダの中の水分の働きで、もっとも代表的なものが汗をかい て行う「体温調節」。それらの働きをしっかりさせるために、「水分の量」と「イオンバランス」が重要。血管にどれだけ素早く、多くの水を入れ込むことが出 来る飲料はどんな飲料なのか?
ポカリスエットは科学的根拠に基づいて作られた製品で、イオン(電解質)と糖質(ぶどう糖+果糖)のバランスが優れており、 吸収が速く、体内でキープされるので水分補給に適しています。
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熱心に話に耳を傾ける参加者。 |
14:25
ネスレ ヘルシーキッズ【健康卓球】 ─栄養について 楽しみながら学ぶ─
栄養と運動を連動させた健康教育プログラム「ネスレヘルシーキッズプログラム」の新しい取り組みとして開発された「ヘルシーキッズ【健康卓球】」をお披露目。
ネスレ日本株式会社の冨田英樹さんさんから、まず栄養に栄養に関する基礎的なお話しを。
栄養の3色分類、赤・黄・緑の分類とそれぞれがタンパク質、炭水化物、ビタミン・ミネラルに対応することを説明。 高齢者のたんぱく質不足、子どものビタミン・ミネラル、特にカルシウム不足のお話しも。

ネスレ日本株式会社 冨田英樹さん。
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3つの栄養をバランスよく食べることが大切! |

栄養の3色を覚えて「ヘルシーキッズ【健康卓球】」を楽しみましょう。
参加者もスライドを観ながら「食べもの、手拍子を2回、食べもの」…と繰り返して学びました。

ねらいうちピンポン(的当て):栄養の3つの色(赤、青、緑)のツールをそれぞれ貼付した「たまご」「おにぎり」「りんご」などのパネルを狙って打つ。

3色ラリー:栄養の3つの色とそれにあてはまる食べ物の名前を言いながらラリーを続ける。
●ゲストの感想:
「小さい頃からスポーツと共に栄養について知ることは大切。卓球と栄養を共に知ることは大切。
「スポーツ科学の見地からも、世代を越えてスポーツを楽しむことは互いに刺激を与え合ってとても良い。」
「競技は限られた人だけではなく地域に根付いていくことが必要。」
「働く人は時間がなくてなかなか運動ができないと思う。今日は卓球をして皆輝いている。互いに顔を見ながら、声をかけ合いながら世代を越えてスポーツを楽しむことはとても良い。」
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荒木葉子さん(産業医) |
嶋森好子さん(東京都看護協会会長) |
15:10
みんなでラリー大会
これまでに教わった【健康卓球】のポイントをおさえながら、各台ごとにラリーが何回続くか挑戦。インストラクター、ゲストと一緒に皆で記録に挑戦しました。


世代を超えて、皆んなでラリー。


もっともラリーが続いた台が優勝です!
15:50
サイン会&撮影会

卓球で日本を元気にする会 オリジナル、コシノジュンコさんデザインのTシャツをお買いあげ頂いた方に、各ゲストのサイン色紙をプレゼント。
参加者の感想

こんなに楽しくできて、まさに【健康卓球】ですね。まだできる自分に嬉しくなりました。(70代女性)

コミュニティーの在り方も勉強になりました。(50代男性)

初めての人たちなのに、一体感があって驚きました。
一つのチームみたいです。(40代女性、子連れ)
ご参加の方々も卓球というスポーツの性格なのか、
皆様、ご対応が紳士淑女で素敵でした。(50代男性)

卓球の人気、すごいですね。
やはり、年齢性別を問わずに対戦できるというのは大きな魅力なのかもしれません。(20代女性)
ずっと後ろから眺めていて、卓球を楽しむというより、
人と人との繋がりを楽しみにされている様に感じました。(50代男性)

これから公民館などで卓球教室を探して、子供たちと一緒に楽しみたい。(40代女性)
今日はすごく楽しかったです。
またぜひ参加したい。(60代女性・グループの皆さん)

ご参加頂きました皆様に、主催者一同、心よりお礼申し上げます!
今回のイベントをきっかけとして、第2回以降に続けていけるよう努めて参ります。これからも卓球で日本を元気にする会をどうぞ宜しくお願い致します。
イベント 開催概要
■催事名称:卓球で日本の健康を支える! 第1回【健康卓球】お披露目会
■開催日時:2016年4月10日(日) 13:00~16:00(受付開始12:30)
■参加対象:お子様から70代まで幅広く、卓球と健康に興味のある方
■参加者数:230名
■会場:表参道ヒルズ本館B3F スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号
■参加費:無料
■主催
一般社団法人 卓球で日本を元気にする会 https://kenkoutt.net/aboutorg/
■後援
厚生労働省/スポーツ庁/経済産業省/日本医師会/日本整形外科学会/日本栄養士会/日本精神科看護協会/日本作業療法士協会/日本理学療法士協会/東京都看護協会/日本体育協会/日本障がい者スポーツ協会/日本肢体不自由者卓球協会/日本卓球協会
■協力
大塚製薬株式会社/ネスレ日本株式会社/パナソニックエイジフリー株式会社/株式会社スヴェンソン/株式会社朝日エル/株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ
■プログラム
●みんなで【健康卓球】を体験しよう!
●卓球ショーPart1: JOC強化選手による妙技の披露
●卓球ショー Part2:リオデジャネイロパラリンピック代表選手による妙技の披露
●卓球フリータイム
●健康寿命延伸に大切な運動と水分補給の大切さ
●ネスレ ヘルシーキッズ プログラム【健康卓球】─栄養について 楽しみながら学ぶ─
●みんなでラリー大会
●サイン会&撮影会